2023年11月2日(木)朝日新聞(夕刊)に「北新地みらい会議」の活動が紹介されました!
〜北新地の店主ら「魅力、50年後にも」〜
朝日新聞デジタル
(以下、一部のみ抜粋)
会長は創業96年の紙鍋店4代目
伝統と文化を守ろうという活動の背景には、長年新地に携わってきた人たちの思いがある。
会長に就いた田頭(たがしら)泰さん(61)は、1927(昭和2)年創業の紙鍋店「蘆月(ろげつ)」の4代目。まだ木造店舗ばかりだった60年代の新地で生まれ育った。「石畳の通りを芸者さんがぎょうさん 歩いてて、私ら子どもは表で野球したり、友達の広い店の中で鬼ごっこしたりして遊んでいました」
30代の頃から商店会の役員として、道路改修の地元窓口などを担い、10年ほど前から商店会長 を務める。「景気のよかった時代とは違い、ぎりぎりの人数で回すお店が増えて、街の役目を担う余 裕のある人が減ってきています」という。
雑居ビルの5階に「BARオマツ」を構える松永実さん(56)は、12年前まで新地の客だった。建築会社の役員として、接待でしばしば訪れ、「新地は気持ちを切り替えて行く街。会社の先輩にはジャケ ットなしでは行くな、ワイシャツ着替えてから行け、と教えられました」。 脱サラした後になじみ深い街でバーを開店。顔見知りの店主に声をかけられ、駐輪対策などを手伝うようになった。みらい会議では会計を務め、「次世代を担う若い人へのつなぎになれたら」と話す。
会の専務として実務の中心を担う徳永真介さん(47)は、生まれも育ちも北新地。57年に祖父がク ラブ「ジロー」を開いて以来の飲食店を経営する。大学を卒業して企業で3年働いた後、母親から店を継いだ。 10年ほど前から街づくり活動に関わり、新地の歴史を知る芸妓(げいこ)やクラブのママに話を聞く 催しも企画した。「先輩方が汗をかいてきたからこそ、今の新地がある。その魅力を享受するだけじゃなく、50年後にも引き継げるよう、できるだけのことをしたい」
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